初めて売却する人はチェック!不動産を売却する際に必要な書類!
不動産の売却は、人生で何度も経験することではありません。初めて経験する人が大多数でしょう。不動産の売却には、さまざまな手続きがあり、必要な書類もたくさんあります。そこで本記事では、不動産売却に必要な書類を紹介しています。スムーズに不動産を売却するため、必要な書類を把握しておきましょう。
不動産の売却には書類の準備が必要!
不動産を売却する際には、たくさんの書類が必要です。どんな書類がいつどんなタイミングで必要になるかを確認しておきましょう。また、書類を用意する際には、注意してほしいポイントが2つあります。
有効期限に注意
必要書類によっては、発行日が記載されるものがあります。発行日が記載される書類は、有効期限が設定されている場合もありますので、取得の時期にも注意しましょう。
主なものは、住民票や印鑑登録証明書です。発行から3カ月以内が有効期限として定められています。3カ月を過ぎてしまうと、再度入手しなくてはいけません。あまり早く準備しても、無駄になる可能性があります。必要な時期になってから取得しましょう。
再発行できない書類もあるので注意
不動産売却に必要な書類の中には、再発行できない重要書類もあります。権利証と呼ばれる土地・建物登記済証や、登記識別情報などは、紛失しても再発行できません。もしも紛失した場合は、司法書士や登記官に本人確認情報を作成してもらいます。本人確認情報を権利証の代用として提出しましょう。
しかし、本人確認情報の作成には別途の費用が必要です。数万円以上の費用負担が発生し、作成にかかる手間や時間もかかります。重要書類は無くさないように、厳重に管理しましょう。
売却時に必要な書類とは
不動産売却に必要な書類は、不動産の種類によって異なるため注意が必要です。土地と建物では必要な書類は大きく異なり、またマンションと一戸建てでも異なります。しかし、共通して必要な書類もありますので、よく確認しておきましょう。まずはそれぞれの不動産売却で必要な書類を紹介します。
すべての不動産売却に必要な書類
・土地・建物登記済証(権利証)または登記識別情報
・印鑑証明書
・実印
・住民票
・本人確認書類
・固定資産税・都市計画税納税通知書
・物件状況等報告書
土地、マンション、一戸建てなど、すべての不動産には上記の書類が必要です。なかでも権利証は再発行ができず、紛失時には別の方法で登記人を証明しなくてはいけません。証明書類の作成にも時間がかかるため、あらかじめ書類の有無を確認しておきましょう。住民票や印鑑登録証明書は発行から3カ月以内の期限があります。有効期限が切れる可能性も視野に入れ、取得の時期を考慮しましょう。
土地の売却に必要な書類
・土地測量図
・境界確認書
土地を売却する際には、土地測量図や境界確認書が必要です。土地の境界線をはっきりしておかないと、売却後に揉める原因となるからです。
一戸建ての売却に必要な書類
・建築確認通知書・検査済証
・土地測量図・境界確認書
一戸建てを購入した際には、建築確認通知書と検査済証が発行されます。一戸建て売却時にも必要となるため、準備しておきましょう。
マンションの売却に必要な書類
・パンフレット・管理規約・管理組合総会議事録など
・維持費関連書類
・重要事項にかかわる調査報告書
マンションを売却する際には、さらに数種類の書類が必要です。マンションは一戸建てと異なり、居住者間のルールが定められています。管理規約や維持費の関連書類を用意しておくと、買主に喜ばれます。そのほかにも、重要事項にかかわる調査報告書も必要です。マンションの管理会社に依頼して、発行してもらいましょう。
書類の確認をするタイミングは?
不動産の売却に必要な書類を提出するタイミングは、おもに3つに分けられます。価格査定時・媒介契約時・売買契約時です。それぞれのタイミングでスムーズに提出できるよう、手続きの流れを事前に確認しておきましょう。
基本的に不動産を売却する際は、まず不動産価格の査定をしてもらいます。その際、不動産の登記簿謄本や測量図、マンションの重要事項説明書があれば、具体的な査定につながるため、便利です。
媒介契約とは、不動産売買を仲介してくれる不動産会社との契約です。媒介契約には、本人確認書類と権利書を用意しましょう。査定時に用意した書類も必要です。媒介契約の締結後、売却活動がおこなわれます。
売却活動で買主が見つかったら、いよいよ売買契約の締結です。売買契約時には、固定資産税・都市計画税納税通知書を用意しましょう。これは売主と買主、両者の税金の負担額を決定するために必要です。紛失した場合、自治体の役所に問い合わせてみましょう。課税明細書を作成してくれます。
まとめ
不動産売却には、さまざまな種類の書類が必要です。書類の中には、取り寄せに時間のかかるもの、日常的には利用しない書類もあり、準備に思いのほか時間を要する可能性があります。そのため、不動産売却に必要な書類は、早めの準備が肝心です。直前になって焦らないよう、余裕をもって準備しましょう。しかし、あまりにも早く用意してしまうと、有効期限が切れる可能性もあるため注意が必要です。不明な点があれば、不動産会社に問い合わせてみることをおすすめします。不動産売却の専門家が、親身にサポートしてくれます。
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