不動産売却はいつ頃行うのがおすすめ?具体的なタイミングについて解説!
大切に住んできた住宅や土地などの不動産を売却する際は、できる限り高く売りたいと考える人がほとんどではないでしょうか。不動産を高く売却するためには、適切なタイミングを知っておくことが重要です。今回は、不動産売却の具体的なタイミングや注意点、売却の流れを解説するので、不動産売却を検討している人は必見です。
不動産売却に適したタイミング
不動産売却に適したタイミングは、時期や条件によって異なりますが、参考となる具体的なタイミングについて以下の通り紹介します。
2~3月の新生活スタート前
不動産業界全般が活況となるのは4月からの進学や就職、転勤などによる新生活を控える2~3月です。新生活スタート前は、年間を通じて最も不動産の売却件数が多く、売却価格も高めとなる傾向にあります。新生活のために不動産を探している買い手が多いことから、売却に適したタイミングの一つとして考えてよいでしょう。
土地相場の上昇局面
不動産の建物部分の価値は、築年数を重ねるごとに下落してしまいますが、土地の価格は景気状況によって変動するため、購入時から上昇する可能性もあります。周辺地域に再開発があるなど土地相場の上昇要因がある場合は、不動産売却に適したタイミングと言えます。
築年数15年以内
土地の売却では考慮する必要がありませんが、マンションや戸建住宅の場合は建物部分の価格が下落する前に売却を検討すると良いでしょう。建物自体の価格は築年数に左右されますが、築年数16年以上の物件は大きく下落してしまう傾向にあります。
新築の価格高騰時
新築マンションや戸建て住宅の販売価格が上昇しているときも、売却に適したタイミングのひとつです。新築の販売価格が上昇すると、新築購入を検討していた一定層が中古住宅の購入にシフトするため、中古住宅の需要も高まる傾向にあります。
住宅ローンの優遇制度
低金利や税制優遇によって、買い手側が住宅ローンが組みやすい状況下は需要が高まりやすく、売却するタイミングとしても適しています。ただし、金利は相場によって左右され、税制優遇は適用時期に期限もあるため注視しておく必要があります。
不動産の売却時期を決める際の注意点
次に、不動産の売却時期を決める上で注意すべき点について紹介します。
ローン残債と売却価格を確認する
不動産の売却時期を決める際、ローン残債と見込みの売却価格を確認しておきましょう。売却価格でローンが完済できない場合、新居のローンもしくは家賃との二重払いになるため、経済的負担が大きくなってしまいます。築年数が浅い場合はローンが多く残ってしまう可能性が高いため、事前に売却価格の見積もりをした上で、売却を検討することが大切です。
売却に動き出すタイミング
不動産の売却は現金化までに時間がかかるため、売却に動き出すタイミングにも注意が必要です。時間がないなかでの不動産売却は焦りが生じてしまい、希望価格で売りにくくなってしまいます。不動産の売却を検討する際は、早めに動き出すことを心がけましょう。
早めの売却を検討する
不動産の需要は地域によって異なり、都心に近づけば近づくほど需要が高くなります。しかし、空き家率の増加や少子高齢化が進むため、長期的にみると不動産市況は低迷することが予測されています。資産価値の面では不動産を持ち続けることのメリットが少ないため、早めの売却も視野に入れておく必要があります。
実際に不動産を売却するまでの流れ
最後に、実際に不動産を売却するまでの流れについて確認しておきましょう。
不動産会社へ相談
まずは、不動産会社へ不動産の売却の相談を行ってみましょう。不動産会社によって対応の良し悪しや査定価格が異なる可能性があるため、可能な限り複数の不動産会社に相談することをおすすめします。
不動産会社と契約
契約する不動産会社が決まったら、不動産会社と媒介契約を結びます。媒介契約には専任媒介契約、専属専任媒介契約、一般媒介契約の3種類があるため、それぞれの特徴を把握したうえで契約方法を検討しましょう。
売却活動をスタート
不動産会社との媒介契約が締結されたら、不動産会社による売却活動がスタートします。媒介契約によって異なりますが、基本的に不動産会社に売却活動を任せることになります。ただし、売却活動の中で買主との交渉や立会に対応することもあります。
買主との売買契約
売却物件の条件交渉が終了し、買い主が確定したら不動産売買契約に進みます。売買契約に必要な書類があるため、事前に不動産会社に確認しながら準備を進めておきましょう。
引き渡しおよび決済
売買契約が結ばれたら、契約書で定められた通りに売却物件の引き渡しと決済に進みます。不動産会社への仲介手数料も契約完了後の決済にて支払うことになります。
まとめ
今回は、不動産売却における適切なタイミングについて解説しました。できる限り高く不動産を売却するためには、需要が高い時期や資産価格が下落しないタイミングを見計らう必要があります。
なるべく早く売却を検討するほうが良いですが、ローンの返済を踏まえた売却計画を立てて、余裕を持って売却活動を進めることも重要です。不動産売却を成功させるためにも事前に売却の流れを掴んでおくことをおすすめします。
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