不動産売却時に起きがちなトラブルとその防止策について解説!

公開日:2023/03/15

不動産売買は大きな金額の取引です。そのため、トラブルになると解決までも長期化します。よくあるトラブルについてあらかじめ知っておくことで、トラブルが発生するリスクを減らすことができます。ここでは不動産売買をする前に知っておきたいトラブル例と防ぎ方、トラブルになった際の対処方法についてご紹介します。

不動産売却時に起きがちなトラブル

不動産売却関連のトラブルとして最初に発生するものが、売却前の「境界関連のトラブル」です。隣地との境界が明確であれば問題ありませんが、古い土地で境界杭がない、境界の真ん中にブロックが置かれていて、どちらに所有権があるか曖昧、隣の建造物が自分の土地にはみ出しているなどが挙げられます。これらの境界問題はあらかじめ解消しておかないと、当然買い手もつきづらくなります。

不動産売却の手続き中におこるトラブルとしては、不動産会社との取り決めに起因するトラブルがあります。不動産会社に支払う仲介手数料の上限額は法律で定められていますが、売主が事前に仲介手数料についての説明をきちんとうけていないケースや、支払いのタイミングが明確でない場合「思ったより高い」「このタイミングで支払いが必要という認識はなかった」など、不動産会社側に悪意がなかったとしても認識の齟齬によるトラブルに発展することがあります。

不動産会社によっては売買契約後キャンセルになった案件でも仲介手数料の支払いが必要という会社もあります。イレギュラーケースは事前の確認や取り決めがなくトラブルの原因になりやすいです。

不動産売却後には瑕疵担保責任関連のトラブルがあります。瑕疵担保責任とは、不動産売買契約で売主が買主に対して、売却した不動産に問題(瑕疵)があった場合、その責任を負うことです。売却後に瑕疵が見つかった場合、買主は売主に対して商品代金の返金や修繕費用の請求をすることができます。瑕疵担保責任は瑕疵があることを知ってから1年間は請求を追求できると民法で定められています。

不動産売却のトラブルを未然に防ぐためには?

境界線に関するトラブルは、売却を検討することになったら早めに解消のため動いておくことで防ぐことができます。境界が曖昧な場合や境界に建造物がある場合、隣地の所有者と話し合いをしておきましょう。話し合いには不動産会社など専門家に同席してもらうとよりスムーズに進めることができます。

売却中、不動産会社とのトラブルにならないよう媒介契約書はしっかりと確認して依頼しましょう。仲介手数料について、金額や支払いタイミングを確認しておくこと、売買契約後に買主のローン不成立などでキャンセルとなった場合の仲介手数料の支払いはどうなるかなど、細かいところもチェックしておきましょう。

売買契約書でも解約となった場合の支払いについてあらかじめ細かく取り決め、記載をしておくことでトラブルを防ぐことができます。「買主都合でキャンセルとなった場合は手付金を放棄する、売主都合でキャンセルする場合は手付金の3倍を支払う」といった内容も一般的です。

瑕疵担保責任については売主が把握している内容であれば事前に告知して、請求期限を設ける特約を契約書に盛り込むのが一般的です。瑕疵担保責任については民法の改正によって取り扱いが変わることもあるので、最新の法律に合致した内容となるよう作成しなければなりません。瑕疵担保責任範囲についての記載は慎重に行いましょう。

評判のいい不動産会社を選ぶことも大切です。優秀な不動産会社であれば、トラブルがおこらないよう先回りして動いてくれますし、トラブルが起こっても不動産会社が解決のために動いてくれます。媒介契約を結ぶ不動産会社はしっかり吟味して選んでください。

不動産売却をする前に売却査定をする方が多いと思いますが、査定額だけで不動産会社を決めるのは避けたほうがいいでしょう。不動産会社選びでは会社規模よりも担当の経験値を重視するのがおすすめです。担当者の経験値が低そう、知識があまりなさそうなど、不安を感じたらやめておきましょう。

万が一トラブルに遭ってしまった際の対処法

境界や瑕疵に関するトラブルであれば、まずは不動産会社に相談するのがおすすめです。不動産会社とのトラブルや、その他のトラブルでも不動産会社が動いてくれないような場合は宅建協会に相談してみてください。宅建協会から不動産会社に働きかけをしてもらうこともできます。

公的な相談先には消費生活センターの消費者ホットラインや法テラスのサポートダイヤルなどがあります。トラブル内容によって、最適と思われる機関に相談するといいでしょう。

まとめ

トラブルについての知識を持って、事前に対策をしておくことで、不動産売却をトラブルなくスムーズに進めることができます。

最も大切にしてほしいことが良い不動産会社選びです。信頼して任せることのできる優秀な不動産会社に売却を任せれば、プロの経験を活かして売却を進めてもらえますし、トラブルが起こったときにも不動産会社が解決してくれます。こちらで紹介した内容も参考に、トラブルのない不動産売却を実現させてください。

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