不動産売却時における「媒介契約」とは?種類ごとの特徴を掴もう!

公開日:2023/07/15


不動産を売ろうと思ったときに必ず行う媒介契約。初めてその名前を聞いた人もいるかもしれません。聞きなれない言葉から、難しそうな契約なのかなと心配するかもしれませんが、実はそんなことありません。媒介契約には種類があるので、それを知っておけば安心です。今回は、媒介契約種類と選ぶポイントについて見ていきます。

不動産売却時における「媒介契約」とは?

まず、媒介契約というのは、どういったものでしょうか?媒介契約とは、名前の通りでもあるのですが、2つの事柄を仲介するという意味の契約になります。不動産会社に家の売却を依頼した場合、その不動産会社と依頼した売主が結ぶ契約が、媒介契約になります。契約は、不動産会社と売主との契約条件や、内容を明確にし、問題なく仲介が行えるようにすることを目的としています。

契約内容の中には、売却が成立した場合の報酬金額、売却方法などの記載もあり、安心して取引が行えるようになっています。この契約を結ばないと、条件や内容があやふやになってしまい、トラブルになりかねません。また、媒介契約は不動産会社との売却で、必ず結ばなければいけない契約になります。もし、媒介契約をしない不動産会社の場合は、注意する必要があります。

また、もうひとつ注意することは、媒介契約の種類によっては、契約期間が決まっているなど、契約の種類によって、内容が異なります。どの契約で売却を依頼するか自分が希望する内容と合わせて検討する必要があります。

媒介契約の種類とそれぞれのメリット・デメリット

媒介契約には、種類があると伝えしましたが、具体的にはどのような内容の媒介契約があるのでしょうか?メリット・デメリットと一緒に見ていきましょう。まず、媒介契約には、3種類の契約方法があります。

般媒介契約

この契約は、同時に複数の不動産会社に依頼できるというメリットがあります。一社だけでは不安だ、多くの人に売却している不動産を知ってもらいたい場合には、この契約がおすすめです。また、一般媒介契約では、自分で購入者を見つけた場合にも、問題ないというメリットもあります。自分で探しつつ、不動産にもお願いしたい場合には、一般媒介契約を選択することになります。

デメリットとしては、不動産情報の共有ができるレインズという機構に登録が必須ではないというのも、早く売りたい方には、デメリットになっています。不動産の情報共有が行われることにより、より多くの人の目にかかる可能性があります。それが失われてしまうのも一般媒介契約のデメリットです。

専任媒介契約

この契約では、一社とのみ契約を行います。メリットとしては、こちらも、自分で購入者を見つけた場合も売買契約は問題なく行えるというメリットがあります。また、レインズにも登録する義務があります。媒介契約をしたのち、1週間以内に登録となっています。また、販売状況を2週間に1回以上報告してくれるという決まりもあります。このような決まりがあるので、依頼者は安心して売却の状況を見守ることができます。

デメリットとしては、不動産会社によって、営業度合が変わることです。一社のみの契約なので、その一社がどれだけ営業してくれるのかにかかっています。その点も、専任媒介契約の場合は、考慮する必要があります。

専属専任媒介契約

初めに紹介した契約より厳しい内容の契約になります。この契約では、自分で購入者を見つけることができません。ですが、営業の報告義務は、1週間に1回以上なことや、レインズの登録が5日以内など、迅速な対応が可能なことや営業活動の力の入れ方が強いなどのメリットもあります。どの契約がよいのか自分の希望に合う契約をしましょう。

結局、どの媒介契約を結ぶのがおすすめ?

結局のところ、どの契約がおすすめなのでしょうか?多くの場合、専任媒介契約を選ぶ傾向にあります。レインズへの登録義務もあり、なおかつ、自分で購入者を探すこともできるからです。複数社との契約ができないというデメリットはありますが、自分で探す可能性も考え、どちらでも対応が可能な専任媒介契約を選んでいます。

不動産売却時に媒介契約を結ぶ際に注意するべきポイント

媒介契約を結ぶときには、まずは、不動産をしっかりと決める必要があります。信頼のおける不動産かどうか、その不動産はしっかりと営業活動をしてくれるのかどうか確認しましょう。また、費用についても、不動産によって異なっているので確認が必要です。また、可能であれば、売りたい不動産の情報や、相場なども確認しておくと安心です。そのほかには、売却を目指す期間を決めるなど、自分の希望を明確にしておきましょう。

まとめ

不動産を売りたい場合には、不動産との契約が必要ということを覚えておきましょう。そして、その方法には3種類あり、一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約があると理解しておきましょう。内容が異なるので、自分に合った契約方法で売却を依頼することが重要です。また、自分で購入者を見つけたい人、見つける可能性がある人については、それも考慮する必要があります。

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